2011'04.15 (Fri)
☆ ば っ ち ゃ ん ☆ ~ 助 け ら れ た 繁 殖 犬 た ち ~
前回のつづき。。。
ペットショップの可愛い子犬たち。
でもそのお母さん犬はどこでどうしているのでしょう?
『ばっちゃん』はせまい小屋の中で満足に食事もあたえられず、
子どもを生まされていた繁殖犬たちの実話です。

1998年11月に愛知県西尾市で99匹の犬が発見されました。
そこは犬の赤ちゃんを産ませるための繁殖場でした。
水もなく餌は数日に一度与えられるだけ
発見された犬たちは全員がひどい皮膚病で多量の糞尿にまみれふるえていました。
倒れたままで生きているのか死んでいるのかわからない犬もいました。
繁殖場を見つけた宮崎さんたちは動物愛護団体や新聞社に知らせました。
新聞記者は犬たちのことを新聞に書きました。
動物愛護団体の働きかけにより行政の指導が入りました。
犬たちは登録も予防注射も受けていませんでした。
繁殖場の様子はテレビでも放送され大きな反響を呼び、
新しい飼い主を探す会が開かれることになりました。
豊田市の動物保護管理局に保護され助かった犬たちの
全員が新しい里親を見つけることができました。
宮崎さんは白いゴールデンレトリバーの『ばっちゃん』を引き取りました。
ばっちゃんのおっぱいは地面につくほどたれさがり、
乳首は痛々しくはれあがっていました。
獣医さんの診断では少なくても
100匹以上の子犬を生まされているということでした。
右目は水晶体が破裂して見えないようでした。
苦しい思いをして子犬を産んでも人間の利益のために
ついさっきまでおっぱいを飲んでいた赤ちゃんを、
あっさり取り上げられ、きっとばっちゃんは、おろおろしながら、
二度と会えない子どもたちをいつまでもさがしつづけたことでしょう。
ばっちゃんたちのことは国会でも取り上げられ
26年ぶりに動物の愛護及び管理に関する法律が
改正されるきっかけとなり写真絵本も出版されました。
最初は東海パグオフ会の会場から近いという理由で宿泊しましたが
ばっちゃんたちを発見しボランティアの中心となった女性が
クッチェッタのオーナー宮崎さんでした。
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